だるさと疲れが取れない日々に、身体の芯まで温まる4つの入浴方法

2020.11.29
美容・ヘルス
だるさと疲れが取れない日々に、身体の芯まで温まる4つの入浴方法

特別激しい運動をしたわけでも、体調を崩したわけでもないのに、なんとなくだるさや疲れで全身疲労感が続いていることはありませんか。

女性は年齢を重ねていくにつれ、見た目や体型の変化だけではなく、心にも疲れやストレスが溜まっていきます。今回は、だるさや疲れがなかなか取れないオトナ女子に「疲労回復におすすめの入浴方法」を紹介します。

だるさや疲れの原因は自律神経が疲れているせい。

だるさや疲れの原因は自律神経の疲れ

体のだるさや疲れの原因は体ではなく、脳の自律神経が疲れているからです。自律神経は人間の内臓の働きなどを整えてくれる役割をもっています。

私たちはさまざまな日常に触れ、さまざまな人に出会うことで精神が不安定になりやすい生き物です。仕事の業務や人間関係、プライベートでの付き合いなど、気づかないうちに自律神経は乱れてしまいます。

自律神経がバランスを崩してしまうと、全身のだるさはもちろん、疲労感や動悸、めまいといった症状がでます。自律神経を整えるためにも体を冷やさないことが大切です。
まずは体を温め、全身の血行を良くし、免疫力を高めることを心がけましょう。

湯船に浸かって血行をよくしよう

疲れを取るのに適したお風呂の温度

体のだるさや疲れは全身の血行をよくしようと自律神経が頑張り過ぎた結果です。疲れを取るためには湯船にしっかり浸かり、体と内臓を温めるのが効果的。

湯船は38℃のお湯で20~30分入るだけで十分。内臓を温めるだけはなく、冷え性対策やむくみ改善も期待できる入浴方です。ダイエット目的で湯船に浸かる人も多いですが、痩せるためや免疫力を高めたい人は41℃の熱めのお湯で10分ほどで浸かるのが◎。

暑い夏はシャワーで済ましてしまいがちですが、なるべく湯船に浸かるようにしてください。また、手足や全身の冷えが始まる秋冬は週2~3回ペースで体と内臓を温め、自律神経を整えましょう。

入浴剤は炭酸系のものを選ぶのがおすすめ

疲労には炭酸系の入浴剤

せっかく湯船に浸かるなら入浴剤を入れないともったいない。入浴剤の需要が高まってからは、スキンケア系から無機塩類系、酵素系、植物系とさまざまな種類があります。加えて、保湿効果や香りによるリラックスなどの嬉しい作自律神経を高める作用も。

中でもおすすめなのが炭酸系の入浴剤です。短時間で全身が温まり、風呂上がり後も温かさが持続します。血行改善だけでなく、日頃の疲れや冷え性、不眠にも効果的です。

暑い夏にはクールタイプの炭酸系で湯船に浸かり、寒い冬は体を芯まで温める温包タイプを選びましょう。季節に合わせて入浴剤を変えていくと、疲れをしっかり取ることができますよ。

湯船に浸かれないときは、シャワーで首後を温める

シャワーで首後を温める

湯船に浸かりたいけど気力すらない、湯船に浸かる時間がないときはシャワーを浴びましょう。首の後ろにシャワーをあて続けることで全身を温めることができます。首の後ろには頚動脈という大きな血管があり、集中的に温めることで血管が広がり、血の巡りがよくなるという原理です。

シャワーを浴び始めるときや髪の毛や体を洗った後など、首の後ろをこまめにシャワーで温めていくのがおすすめです。基本は15分ほど、熱いシャワーで浴びることで全身が温まります。

シャワーで全身を温めるときは足元から温めたり、タオルで首後ろを温めたりして血流を良くしましょう。肌寒くなる秋冬は40~42℃の熱めのお湯で体を温め、自律神経を整えましょう。

疲れすぎて動けないときは足湯でポカポカに

足湯で血行を良くする

湯船につかるのも、シャワーを浴びるのもめんどくさい・・・。 でも、脚はパンパンで身体が重い・・・。そんなときは足湯で効率よく血行をアップするのがおすすめです。足湯は洋服を着たまま足から体全体を温めることができます。

一日中デスクワークをしている人も、歩き回っている人も無理なく続けられる入浴の仕方です。足湯用のバケツやフットバスにお湯を入れるときは、温度と水深が大切です。

水深が浅い場合は、43℃くらいの高めの温度から始め、20分ほど足を浸かりましょう。水深が深いときは38℃~40℃ほどの熱さで45分ほど浸かるのが◎。

疲れきった足を温めることで血行の循環がよくなり、全身がポカポカと温まります。さらに、体中の細胞を活性化するので免疫力を高めることができますよ。

【注意】疲れを倍増させてしまうお風呂の浸かり方

良くないお風呂の浸かり方

ダイエットや美容、健康に良いと言われている入浴。しかし、実は多くの人たちが間違った知識をもったまま湯船に浸かっています。私たちが当たり前のように熱いお湯に2~3時間浸かる、お風呂の後は冷水で毛穴を引き締める、むくみ改善のために半身浴をするなどの入浴の仕方をしていますよね。

実は、これらの入浴方法は間違った知識なんです。たとえば長時間熱めの湯船に浸かるのはあまりよくありません。温度差によってヒートショックや湯室熱中症になってしまう恐れがあります。正しい入浴方法は40℃の湯船に10分ほど浸かるのが理想。

長時間湯船に浸かりたい人は、38℃~40℃のぬるめのお湯を意識しながら浸かるのがおすすめです。また、湯船に浸かるときは食事が終わった直後ではなく、1時間以上の間をあけてから入浴するのが最適です。

自律神経を整えて免疫力をアップしよう!

身体の芯まで温まる4つの入浴方法 まとめ

体がだるい、疲れが取れないのは自律神経の乱れからくるものです。激しい運動をしていないはずなのに、朝の目覚めがよくない、気分がどんよりする人も多いはずです。

まずは、自律神経の乱れを整えて、湯船に浸かったり、足湯で全身を温めたりなどして免疫力をアップすることから始めましょう。

リラックス効果を高めたいときは、入浴剤を入れたり、アロマオイルを焚くなどして工夫するのもおすすめです。

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