神戸のディープスポット。メトロこうべ地下街で昭和レトロ探し。

2021.08.30
お出かけ
神戸のディープスポット。メトロこうべ地下街で昭和レトロ探し。

穏やかな瀬戸内海と六甲山の山々に囲まれた兵庫県神戸市。
神戸市の中心地である街「神戸三宮」にはセレクトショップやカフェが立ち並び、上品でお洒落な街のイメージを持つ方が多いと思います。

そんな神戸の中心街から数駅程足を伸ばした場所に、「メトロこうべ」というちょっとディープな地下街があることをご存知でしょうか。

「メトロこうべ」は港町神戸のイメージとは違った雰囲気を持つ、レトロで少し不思議な魅力があるスポットです。
初めて行くのは少しドキドキするかもしれませんが、面白くて懐かしい気持ちになるお店がたくさん。

今回は高速神戸駅から新開地駅までをつなぐ「メトロこうべ」の見所をお届けします。

メトロ神戸地下街とは?

メトロ神戸地下街

メトロ神戸地下街は、神戸市の中心街である「三宮駅」から阪神電車または阪急電車で2駅の「高速神戸駅」が最寄り駅です。
神戸の人気観光スポット「ポートタワー」や「モザイク」があるJR神戸駅からも徒歩5分程の場所に位置しており、神戸観光の際に立ち寄りやすい場所に位置しています。
メトロ神戸地下街は、「高速神戸駅」から「新開地駅」までをつなぐ地下街です。
全長は約700メートルで、なんと約50年の歴史があります。
地下街といっても都会の駅地下街とは一風変わった雰囲気が魅力。
昔ながらの飲食店、古本屋など昭和の情景が残るレトロなお店をはじめ、大きな壁画が印象的なフォトスポットもあり、ぶらりと散策するのが楽しい地下街です。

高速神戸駅から散策スタート!

高速神戸駅

今回は高速神戸駅からスタートし、新開地駅に向かってメトロこうべ地下街を歩きます。

メトロ神戸
引用:https://metrokobe.jp

高速神戸駅の改札口を出てすぐ、メトロこうべ地下街の入り口にある「ファミリーマートメトロこうべ店」。
実はこちらのファミリーマートは、ちょっとしたユニークスポットとしてメディアなどにも取り上げられています。
その理由が「とても細長〜いコンビニ」であること。
奥行きはわずか4メートルで、他の客とぶつかってしまいそうな狭さ。
ですが全長はなんと40メートル!
まるで電車みたいな細長い造りのコンビニは、日本最長クラスのコンビニとして話題のお店となっています。
店の中に入れば、そのユニークな造りを体感することができますよ。
ぜひ立ち寄ってみて下さい。

「スパゲティちゃっぷまん」昭和の味を堪能♪

ちゃっぷまん
引用:https://metrokobe.jp

メトロこうべ地下街はB級グルメの地としても人気。
昔から愛されているグルメ店がたくさんあります。
そんなグルメ街でもあるメトロこうべ地下街で特に大人気のお店が「スパゲティちゃっぷまん」。
「男性が1人で気軽に来れるスパゲティ屋さん」がコンセプトのお店です。
パスタの麺の量は特盛まで無料なので、たくさん食べる方も大満足間違い無し!
麺の量はミニサイズから選ぶことができるので、女性一人の利用も問題ありません。
注文は券売機での食券制で、定食屋のような雰囲気ですが綺麗な店内ですので、初めての方でも入りやすいです。

メニューのメインはナポリタンやミートソースといった昔懐かしいパスタメニュー。

「オムナポ」「野菜たっぷりミート」などアレンジされたメニューもたくさんあって、思わず迷ってしまいます。

シンプルなメニューですが昔懐かしい昭和のナポリタンは心がほっとする味わい。
また食べに来たいと思ってしまうお店です。

店舗名:ナポリタン&ミートソース専門店 ちゃっぷまん
営業時間:11:00〜21:30(L.O20:45)
定休日:第3火曜日
※営業時間、定休日は変更となる場合があります
食べログURL:https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28055641/

卓球の聖地・メトロ卓球場

メトロ卓球場
引用:https://metrokobe.jp

メトロ神戸地下街の中間通路付近にあるスポットが「メトロ卓球場」です。
1971年に開業した歴史ある卓球場で、長年愛されているスポット。
前を通ると、勢いの良い卓球ボールの音が聞こえてきます。
スポーツサークルや、本格的な試合の練習場としても使用されていますが、一般の方でも利用が可能です。
初心者でも盛り上がって楽しめるのが卓球の魅力。
30分から利用できるので、散策途中に卓球を楽しんでみてはいかがでしょうか。

店舗名:メトロ卓球場
営業時間:10:00〜20:00(最終受付19:30)
休業日:年中無休(元旦のみ休業)
※営業時間、定休日は変更となる場合があります
URL:https://metrokobe.jp/table-tennis

古書店でお宝探し!

古書店でお宝探し

メトロこうべ地下街の中でも、特にレトロな雰囲気を醸し出しているスポットを発見。
メトロ卓球場から近い中間通路付近に、「昇平堂書店」「泉堂書店」と2軒の古書店が並んでいます。
雑然と積まれた古書の数々や、奥の方にある色あせた古書が連なる光景は、本好きにはたまらないお店。
文庫本や文芸書だけでなく雑誌やコミックも扱っています。
もしかしたらレアな一冊があるかもしれません。
お宝探し気分で楽しみましょう!

店舗名:昇平堂書店、泉堂書店
営業時間、定休日:不定休
URL:https://metrokobe.jp/izumidou
   https://metrokobe.jp/shouheidou

レトロな壁画アートめぐり

レトロな壁画アート巡り

メトロこうべの見所のひとつが巨大な壁画アート。
全長約60mにわたって巨大なイラストが描かれています。
イラストは市電が走っていた昭和40年代頃の神戸の昭和レトロな風景。

昭和の食卓

当時の神戸の街の様子や、その時代に起きた出来事、暮らしの様子などが描かれており、懐かしい気持ちになります。
トリックアートのようになっているイラストもあり、フォトスポットとしても楽しむことができます。

メトロ神戸

イラストはイラストレーターのもふもふ堂さんと都あきこさんによって作成されており、ちょっとゆるくて可愛いイラストが魅力的です。
じっくり観察しながら歩いていると、面白いポイントをたくさん見つけることができますよ。

よつばやで名物ピロシキを購入

よつばや名物ピロシキ
引用:https://metrokobe.jp

高速神戸駅からメトロこうべを歩いて終盤地点。
新開地駅に到着しました。
新開地駅東改札口近くにある人気店が「よつばや」です。
「よつばや」はおでん、串カツ、明石焼き、ピロシキなどを目の前で調理しながら販売しているお店です。
テイクアウトされる方が多いですが、店内でも食べるスペースがあるので、お昼間からビールで一杯楽しんでいる様子が伺えます。
「よつばや」の人気メニューのひとつがピロシキ。
店頭にずらりと揚げたてのピロシキが並んでいます。
ピロシキには具材がたくさん入っていてボリュームたっぷり!
お持ち帰り用の緑のボックスもレトロで可愛いですよ。

店舗名:よつばや
営業時間:11:00〜18:00
定休日:毎週火曜日
※営業時間、定休日は変更となる場合があります。
食べログURL:https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280109/28006022/

まとめ

約50年の歴史がある地下街「メトロこうべ」。
地域の人々に長い間親しまれているお店も多く、今でも昭和レトロな雰囲気を感じることができます。
港町神戸とはガラリとイメージが違うスポットですが、好奇心をくすぐられる場所です。
ぜひ探検気分で散策してはいかがでしょうか。

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