アイスコーヒーにおすすめのコーヒー豆は?抽出ポイントや水出しの紹介も

2021.08.11
フード
アイスコーヒーにおすすめのコーヒー豆は?抽出ポイントや水出しの紹介も

アイスコーヒーが美味しい夏の季節。アイスコーヒーの爽やかさや喉越しは、ホットコーヒーとはまた違った魅力がありますよね。しかし、おうちでアイスコーヒーを淹れるとき、「どんなコーヒー豆を選べば良いか分からない」とお悩みではありませんか?

この記事では、アイスコーヒーにおすすめのコーヒー豆を産地や焙煎度合い別に紹介します。ドリップ式でアイスコーヒーを美味しく抽出するポイントなどもお届けするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アイスコーヒーの味わいには何が影響する?産地や焙煎の違い

アイスコーヒーの味わいへの影響

そもそも、どうしてコーヒー豆によって味わいが違うのでしょうか。

コーヒー豆の主な生産地は、アフリカや中南米、アジアなどです。これら一帯の地域はコーヒー豆の生産に適した土地とされ、「コーヒーベルト」と呼ばれています。

コーヒー豆には実に多くの品種が存在し、味わいの特徴も一つひとつ異なります。加えて、生産地域の気候や精製法などによっても味わいが違ってくるんです。

コーヒー豆の味わいの違い

また、私たちがよく見る茶色いコーヒー豆は、生豆を焙煎したものです。お店によって程度が異なりますが、短い時間で焙煎を行ったものが浅煎り、時間をかけたものが深煎り、これらの中間が中煎りとなります。

この焙煎の度合いも、コーヒーの味わいに影響を与える要素のひとつ。浅煎りでは酸味が引き立ち、深煎りになるほど酸味が少なく苦味が増す傾向にあります。

産地で選ぶアイスコーヒー◎シーン別おすすめコーヒー豆

産地で選ぶアイスコーヒー

ここでは産地に注目して、シーン別におすすめのコーヒー豆を紹介します。さっそく見てみましょう!

フルーティーな風味やみずみずしさを楽しみたいとき:アフリカ

アフリカのコーヒー豆は、果実のようなみずみずしさを感じられるものが多いです。アイスコーヒーに爽やかさやキレを求める人におすすめですよ。

バランスが良くやチョコレートやナッツ系の風味が気分のとき:中南米

酸味や苦味のバランスがとれたものが多い中南米のコーヒー豆は、飽きの来ない味わいを求める人におすすめです。また、チョコレートやナッツ系の風味、フルーツのような甘みを持つものなど、中南米産のコーヒー豆は風味が幅広いのも特徴です。

力強さやスパイシーな風味を味わいたいとき:アジア(インドネシア)

重厚感やスパイシーさなど、独特な風味を持つアジアのコーヒー豆。これらは特に、インドネシアのコーヒー豆に見られる特徴です。アイスコーヒーにコクやパンチがほしいという場合は、インドネシアのコーヒー豆を試してみてはいかがでしょうか。

産地別の特徴を詳しく知りたいという人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

焙煎度合いで選ぶアイスコーヒー◎シーン別おすすめコーヒー豆

アイスコーヒーは深煎りが多い

一般的に、アイスコーヒーに用いられるコーヒー豆には深煎りが多いです。これは、苦味があるほうが清涼感があるという理由や、コーヒーの温度が低いと苦味を感じにくくなり、酸味が際立ちやすいことが理由といわれています。

しかし、深煎りにこだわらず、自分の好みに合わせてコーヒー豆を選ぶほうが美味しく楽しめるはず!ここでは、焙煎度合いに注目したアイスコーヒー用のおすすめコーヒー豆を紹介します。

酸味がありすっきりとしたアイスコーヒーが飲みたいとき:浅煎り

コーヒーの酸味や軽やかさが好きという人は、浅煎りのコーヒー豆がおすすめです。浅煎りのアイスコーヒーで際立ちやすい酸味については、高温のお湯でゆっくり抽出するなどの工夫で若干の調節ができますよ。

適度な酸味を感じながら、苦味も楽しみたいとき:中煎り

程よく酸味を感じながらも苦味がほしいという人は、中煎りを選んでみてはいかがでしょうか。深煎りのアイスコーヒーに飲み慣れていると、最初は「あれ、物足りない?」と感じるかもしれませんが、好みにマッチする人もいるかもしれませんよ。

苦味がしっかりしたアイスコーヒーを味わいたいとき:深煎り

深煎りのコーヒー豆は、アイスコーヒーとも相性抜群。ミルクと割ってもコーヒーがしっかりと感じられるので、カフェオレにも向いています。キレのある味わいが好きな人は、深煎りの中でもやや酸味のあるコーヒー豆を選ぶのがおすすめです。

【ドリップ式】アイスコーヒーを美味しく淹れるポイント

アイスコーヒーを美味しく入れるポイント

次に、ドリップ式でアイスコーヒーを美味しく淹れるポイントを紹介します。普段、ドリップ式でアイスコーヒーを抽出している人は、ぜひ以下のポイントをチェックしてみてくださいね。

<アイスコーヒーを美味しく淹れるポイント>
・普段のホットコーヒーよりも濃く抽出する(粉の量は変えずに、ホットコーヒーで使う湯量の4~5割を氷に変える方法でもOK)
・成分を抽出しやすくするため、数十秒ほど蒸らし時間を作る
・抽出したコーヒーは氷で急冷させて風味を閉じ込める

以下の記事では、初心者の人も挑戦しやすい「フレンチプレス」を使ったアイスコーヒーの淹れ方も紹介しています。

アイスコーヒーは水出しコーヒーもおすすめ

水出しコーヒーもおすすめ

アイスコーヒーを自宅で抽出するなら、水出しコーヒーもおすすめ!水出しコーヒーは熱湯を使わず水でコーヒーを抽出する方法で、まるみのある味わいに仕上がるのが特徴です。

以下の記事では、おうちで簡単に作れる水出しコーヒーの作り方を紹介しています。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

お好みのコーヒー豆でアイスコーヒーを楽しもう

お好みの豆でアイスコーヒーを楽しもう

アイスコーヒーにおすすめのコーヒー豆を、産地・焙煎度合い別に紹介しました。シーンやお好みに合わせてコーヒー豆を選ぶと、より美味しいアイスコーヒーを味わえるかもしれません。コーヒー豆選びに悩んでいる人は、ぜひこれらを参考にお気に入りのコーヒー豆を見つけてみてはいかがでしょうか。

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