レトロな柄や色でノスタルジックな気分に浸りませんか?
目次
レトロっぽい柄や色をあつめました
昔ながらの趣ある雰囲気に魅了される、レトロな小物やインテリア。
何となく「レトロっぽい」と感じる小物やインテリアたちには、どのような特徴があるのでしょうか。今回はレトロな柄や色をまとめましたので、ぜひお部屋づくりやファッションの参考にしてみてください。
レトロな柄の特徴は?
まずはレトロな柄を4つご紹介します。1950年代~1980年代にファッションや生活雑貨などに用いられた4つの柄は、どこか懐かしく時代のエネルギーを感じさせるものばかりです。
ドット(水玉模様)
ドットは1950年代以降のファッションで人気の柄の1つです。ワンピースやブラウス、おうちのファブリックなどにドットが用いられていると、レトロかわいい印象を持ちませんか。
ドットは大きさによって種類があり、直径1~2mmの小さなドットをピンドット、直径5~10mmをポルカドット、直径2~3cmのものをコインドットと呼びます。ドットが小さいほど上品な印象を、大きいほど個性的な印象を与えます。
フラワープリント(花柄)
花柄はヒッピーファッションの代表として知られています。ヒッピーとは1960年代後半~1970年代にかけて広まった、既存社会に自由を求める人々およびムーブメントのことです。
また同時期の日本においては、炊飯器やポット、食器などの花柄デザインが大人気となりました。「懐かしい」「家にあった」という方もおられるのではないでしょうか。
モダンでシンプルなデザインも素敵ですが、昭和チックな花柄にほっこりと癒されるのも良いですね。
幾何学模様
幾何学模様は1960年代に注目を浴びました。60年代といえば、東京オリンピックが開催された年代です。世の中は経済成長を遂げ、その勢いを表すかのようにカラフルでポップなデザインのものが人気となりました。
幾何学模様は個性的な印象があるため、「日常のシーンでは取り入れにくい」と感じる方も多いかもしれません。しかし幾何学模様のスカーフを首に巻いたり、バッグに付けたりすると、あっという間にレトロかわいい雰囲気を作れますよ。
マルチストライプ
カラフルな色使いが印象的なマルチストライプは、幾何学模様と同様に1960年代に人気を集めました。複数の色で構成され、縞の間隔や幅は不規則です。使用する色味によってポップにもクールにもなるので、同じレトロでも雰囲気の幅が楽しめるのではないでしょうか。
ストライプは他にも様々な種類があり、ネクタイやハンカチ、ワンピース、ワイシャツなど、多くの日用品に取り入れやすい柄です。レトロな雰囲気を出したい場合は、次にご紹介する色味にも注目してはいかがでしょうか。
レトロな色の特徴は?
次はレトロな雰囲気が出る色を3つご紹介します。インテリアやファッションにおいて「レトロな感じを作りたいのに、あと一歩足りない」というときは、色味にポイントが隠されているかもしれませんよ。
からし色
からし色(マスタード色)は、通常のイエローよりも深みがある落ち着いた色味です。
からし色は、ちょっぴり懐かしさのある商品広告やポスターなどに幅広く見られます。
温かさを感じる色味に、どこか懐かしくほっこりした気持ちになりますね。
私はからし色のストールをファッションに取り入れ、グレイッシュな緑や紺の服を組み合わせるのがお気に入りです。
深緑色
ナチュラルなイメージを与えてくれる深緑色も、レトロな雰囲気を出してくれる色です。
特に昭和レトロな壁紙や家具、ガラス食器などには、くすんだ緑色~深緑色が使われているものが多く登場しています。
茶色や黒色との相性が良いので、落ち着いたお部屋づくりをしたい方にもおすすめ。反対に、今回ご紹介するからし色やえんじ色と組み合わせて、レトロポップな組み合わせを楽しむのも良いですね。
えんじ色
えんじ色は、やや黒味のある濃い赤色を指します。えんじ色は喫茶店にあるふかふかの椅子や、女学生の間で広まった袴姿などに用いられ、古き良き時代を感じさせる色味です。
今では成人式の振袖や、卒業式の際に着る袴の定番色となっており、現代においても人気が続いていることが分かります。
またえんじ色には上品さがあるので、ソファや絨毯などに取り入れるとおうちの雰囲気がぐっと深みのあるものになるでしょう。
昔懐かしい雰囲気に癒されたい人はぜひレトロ要素を
「レトロっぽい」を紐解くと、柄や色に特徴があることが分かりました。
しかしレトロな要素は、今回ご紹介したものだけでは語り切れません。
さらに奥深いからこそ、魅力がたっぷりと詰まっているのですね。
今あなたの目の前にあるレトロな物は、どれほどの時代背景や人々の願いなどが詰まっているのでしょうか。
そんなことに思いを馳せながら、コーヒーを一杯いただく時間も素敵です。
レトロがお好きな方は、ぜひ今回ご紹介した柄や色を参考に、レトロな世界観を広げてみてはいかがでしょうか。
レトロな柄や色。ファッションへの取り入れ方