初めてなのに懐かしい町・亀戸レトロ散歩で癒やされる
遠出はできないけれど非日常の気分を味わいたい…
そんな時は時計の針が少しゆっくりと進んでいるような懐かしさを感じる町・亀戸へ出かけてみてはいかがでしょう。
なにかと忙しい現代人にとって、目的もなくただ歩く時間はなによりの贅沢。そんな豊かな時間を味わいながら、ゆっくりと亀戸の町を歩いてみましょう。
目次
亀戸天神社で穏やかな時間につつまれる
亀戸駅からのんびり歩いて15分、亀戸天神社に到着です。
4月に行われる藤まつりの時期には、天気がよければ見事な藤の花と鮮やかな赤い太鼓橋、スッと天に向かって伸びるスカイツリーという新旧のコラボを堪能できます。
亀戸天神社は2月の梅祭り、10月の菊まつりと、美しい花を眺めることができるスポットとしても有名な場所。
バタバタと過ぎてゆく日常に関係なく生きる花や緑の存在は、穏やかな時間を運んでくれます。
悪い事がすべて鷽(うそ)になるように
亀戸天神社といえばもうひとつ。多くの人に愛されているのが毎年1月に行われるうそ替神事があります。
うそ替え神事とは、木彫りの鷽鳥(うそどり)を新しいものに変えることで「この1年の凶事を鷽(うそ)=なかったことにして良い年に」という願いを込めて行われる行事です。
この木彫りの鷽がほんとうにかわいい!
木彫りの鷽はうそ替神事の時にしか購入できませんが、鷽の絵の書かれた絵馬や御朱印帳、鈴やストラップなどは通年通して購入できます。
亀戸天神社で過ごした時間の思い出に、かわいい鷽を連れて帰ってみてはいかがですか?
住所:東京都江東区亀戸3-6-1
電話番号:03-3681-0010
公式サイト:http://kameidotenjin.or.jp
公式アカウント
Facebook:亀戸天神社
Instagram:https://www.instagram.com/kameidotenjinsha_official/
youtube:https://www.youtube.com/channel/UCN1fZwMAIMZVBrzjPVWFcjg
江戸時代から愛され続けるスイーツ・船橋屋の元祖くず餅
亀戸天神を出て徒歩1分の場所にあるのが、船橋屋亀戸天神前本店です。テイクアウトもありますが、なんといってもおすすめは店内で味わう甘味の数々。
喫茶ルームには6尺(1m80cm)のケヤキの大看板が飾られています。この大看板は「宮本武蔵」や「新平家物語」を書いた小説家・吉川英治氏が書いたもの。
吉川氏は船橋屋の黒蜜が大好きでよくパンにつけていたのだとか。その黒蜜をたっぷりかけて味わえるのが、船橋屋に来たら絶対に外せない元祖くず餅です。
200年以上変わらぬ製法でつくられる優しいオヤツ
船橋屋の元祖くず餅は、今も当時と変わらぬ製法で丁寧に時間をかけてつくられています。
樹齢100年以上の木樽の中で450日かけて乳酸発酵、さらに数日かけて水洗いし、そこで始めて私たちの知っているくず餅へと姿を変えます。
こんなにも丁寧に時間をかけて作られたくず餅の消費期限はたったの2日。なんという贅!
食べる直前に黒蜜ときなこをたっぷりかけていただきます。くず餅のモチモチぷるぷるの食感と、ふわっとしたきなこ、深みがある甘さなのにすっきりした後味の黒蜜。
口の中で混ざり合って生まれる優しいおいしさが、癒やしの時間を連れてきてくれます。
住所:東京都江東区亀戸3-2-14
営業時間:9:00〜18:00(L.O.17:00)
定休日:無休
電話番号:03-3681-2784
公式HP:http://www.funabashiya.co.jp/accessmap/shop01.html
公式アカウント
Instagram:https://www.instagram.com/funabashiya_kuzumochi/
Twitter:https://twitter.com/funabashiya_
Facebook:https://www.facebook.com/kuzumochi.funabashiya/
亀戸香取勝運商店街
次の目的地である亀戸香取神社・一の鳥居、勝矢門をくぐると、突然目の前に懐かしい世界が広がります。実はここ、平成23年にリノベーションされた昭和レトロな商店街なのです。
おしゃれな看板や軒先飾りだけでなく、外壁に施されたこだわりの装飾、そこはもうすっかり昭和の世界。200mと短いながらもまるで映画のセットのようです。
下町ならではの人情味溢れる接客と商店街のレトロな世界観、古き良き映画の中に入りこんだ気分が味わえるかも?!
亀戸香取神社
亀戸香取勝運商店街を抜けるとスポーツ振興の神を祀った香取神社に到着します。有名なスポーツ選手も数多く参拝に訪れているアスリートのパワースポットです。
境内でひときわ目を引くのが、触れると勝運があがるという勝石。
スポーツだけでなく、受験や仕事、自分との戦い、勝ちたいという思いを込めて勝石を触りそのパワーをもらいましょう。
ふわりとみその香りがどこか懐かしい・佐野みそ亀戸本店
店内に一歩入るとふわりと味噌の良い香りに包まれます。目の前にズラリと並ぶのは大樽に入った60種類以上の味噌たち。
ひとくちに味噌と言っても個性はさまざま。どれを選ぼうか迷ってしまいますが大丈夫、お店にはいつでも噌(ソ)ムリエが待っていてくれます。
噌ムリエとは、その名の通り味噌のソムリエ。お客さんの好みを聞いて最適な味噌を選んでくれるのです。
噌ムリエが選ぶ自分だけの味をお土産に
ちなみに不動の人気ナンバー1は、甘辛い味が人気の金亀子(こがね)味噌。うるち米をつかうことの多いなか、こちらは新潟産の最高級黄金もち米の麹を使用、北海道産の大粒大豆をあわせた赤味噌です。
どの味噌もテイスティングはもちろんブレンドも可。
選んだ味噌に合うみそ汁の具や、料理なども教えてもらえるので、噌ムリエと相談しながら自分だけの味噌をお土産にどうぞ。
みそ汁サロン味苑でみその世界を味わい尽くす
お店の奥にあるのがイートインコーナー・みそ汁サロン味苑。
ここでは、昆布とかつお本枯節をたっぷりと使った出汁に、厳選された6種類のみそを使った出来立てのみそ汁が味わえます。
みそ汁の味そのものを楽しむ「素」と丁寧に調理された7つの具材と肉か魚が入る「具」の2種類。
季節の銘柄米とおかず味噌のみのシンプルなセットは、純粋にみそ汁を味わってもらうために一切の邪魔なものをなくした結果なのだとか。このこだわりに、味噌への深い愛情と自信を感じさせます。
味苑のメニューにもある2種類のみそをつかった自家製ぷりん京の縁(えにし)はテイクアウトもOK。
また、みそフレンチトーストに使われているみそキャラメルソースも販売しています。このあまじょっぱいキャラメルソースは、バニラアイスにかけたり、パンケーキやフルーツにかけたりと、絶対に他では味わえない特別な味。おすすめです!
住所:東京都江東区亀戸1-35-8
営業時間:10:00~18:00
イートイン味苑:11:00〜15:00(土日祝〜16:00)
年中無休
電話番号:0120-120-685
公式HP:https://sanomiso.com/
公式アカウント
Twitter:https://twitter.com/sanomiso
Instagram:https://www.instagram.com/sanomiso/
ゆるりと過ごせる亀戸で忙しい日常をひとやすみ
何百年も変わらない景色や味、その中に生まれた新しい変化にもなせか懐かしさを感じたりと、亀戸の魅力はまだまだありそうです。
人情味溢れる接客と穏やかな風景の中、ゆるりとした時間を過ごせる・亀戸。計画をたてずに贅沢な時間を過ごしてみるのもいいですね。
(注)感染症対策のため営業時間・休業日・営業内容が変更になっている場合があります。お出かけ前に各公式サイトでご確認ください。