【梅雨】天気が悪い日は体調不良になりやすい?対策をして不調を乗り切ろう

2021.03.12
美容・ヘルス
【梅雨】天気が悪い日は体調不良になりやすい?対策をして不調を乗り切ろう

天気と体調は関係している?

「雨が降りそうな雲行き。なんだか頭痛がしてきた」
「もうすぐ春。季節の変わり目は気持ちが落ち込む」

このように、天気や季節の変化によって体調不良に悩まされていませんか。
気のせいかもしれないと思う方は、まずは体調が悪くなる日をチェックしてみましょう。
天気が関係している可能性がありますよ。

今回は、天気の変化で体調が崩れやすい原因や対策をご紹介します。
病気の診断ではありませんので、心配な方は医療機関に相談してくださいね。

天気が原因の体調不良は、症状が様々

横たわる女性
気象病という言葉をご存知でしょうか。
これは天気の影響を受けて、体調に変化が現れることの総称です。
その中でも気圧の変化によるものは、天気痛・低気圧不調・低気圧痛などと呼ばれ、今ではこれに特化したアプリも見られるようになりました。

私自身も気圧の変化に影響を受けやすく、頭痛やめまいに悩む1人です。耳鼻科に行ってもこれといった原因は見つからず、天気との関係が濃厚であることが分かりました。
現在は少しでも辛さを緩和できるように、対策をしています。

天気による体調不良には、どのような症状があるかを見てみましょう。

・頭痛
・古傷が痛む
・耳鳴り
・めまい
・首筋が痛む
・気分が落ち込む

個人差はありますが、天気が悪くなるたびに体調不良を起こすのは辛いですよね。
では、どうして体調が悪くなるのでしょうか。

気象病の原因は、自律神経が関係している

雨の日の窓
気温や気圧、湿度などの変化は、体にとってストレスとなります。
例えば、夏の気温差。
室内はクーラーで涼しいですが、一歩外に出るとカンカン照りの太陽に汗が止まりません。
気温差にさらされ続けた結果、夏が終わる頃には倦怠感が取れないという経験はありませんか。

天気の変化、つまり環境の変化が起こった時、自律神経はそれに対応しようと意気込みます。自律神経は交感神経と副交感神経の2種類あり、私たちの意志でコントロールすることができません。

頑張り続けた自律神経はダメージを受け、バランスを崩してしまいます。めまいや耳鳴りなど様々な不調が出現するのは、この自律神経の乱れが原因です。

もともと自律神経のバランスを崩している状態であれば、なおさら環境の変化に影響を受けてしまいます。よって日ごろから自律神経を整えることが、キーポイントになりますね。

内耳が敏感な場合、天気の影響を受けやすい

内耳が敏感だと天気の影響を受ける
気象病の原因は自律神経の乱れですが、天気の影響を受けやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか。それは、内耳の敏感さにありました。

耳の構造は外耳・中耳・内耳に分類されます。
気圧が変化すると内耳はその情報をキャッチし、内耳の前庭神経から脳へ、そして自律神経へ伝達。自律神経は脳の指令によって気圧の変化に順応しようと働きます。

しかし内耳が敏感な人の場合、過剰な情報伝達によって自律神経が乱れやすくなってしまうのです。対策をして、気圧の影響を最小限にしたいところですね。

気象病の症状を和らげるための対策とは?

伸びをする女性
季節の変わり目や梅雨、集中豪雨など、天気の変化を受ける機会が多い日本。
1年で調子が良い日の方が少ないなんて、辛いですよね。
「趣味も仕事も、天気のせいでやる気がでない」
この状況を少しでも緩和するために、大きく分けて2つの対策をご提案します。

自律神経を整える暮らしが基本

日差しの中を歩く女性
気象病は自律神経が鍵を握っているといっても良いでしょう。
活動の際に優位な交感神経、休息の際に優位な副交感神経、この両方が適切なタイミングで働くことが大切です。ポイントは①睡眠・②食事・③運動の3つ。

①睡眠
睡眠の妨げになるため、就寝1~2時間前はスマートフォンやパソコンとしばしのお別れです。
質の良い睡眠はすっきりとした目覚めに繋がるでしょう。
起床後に日光を浴びると概日リズムが整えられ、自律神経が正常に働きやすくなります。

②食事
栄養バランスのとれた食事は、整った腸内環境を維持することに関係します。
腸の別名は「第二の脳」。自律神経と腸はお互いの環境を反映し合います。
栄養が偏りがちな方は、食事内容の見直しからスタートさせてはいかがでしょうか。

③運動
運動は質の良い睡眠や血流の促進に繋がります。普段あまり運動をしない方は、日光を浴びながら体操や散歩をするのはいかがでしょうか。私も運動に苦手意識がありますが、窓際のラジオ体操なら気持ちよく続けられています。

内耳マッサージで血流アップ

耳の写真
内耳に存在する蝸牛と三半規管は、リンパ液で満たされています。
内耳の血流が悪くなると、リンパ液の流れも停滞。
すると内耳がむくみ、めまいや耳鳴りが起こりやすい状態になってしまうのです。

そこで内耳の血流を良くするために、マッサージをしてみましょう。
まずは、温かい手のひらで耳を包んであげます。耳がじんわりと温かくなって、気持ちよくなりませんか。

そして痛くない程度に横や上下に引っ張ってあげると、よりぽかぽかします。
スマホやパソコンの使用で凝り固まった首や肩周りも、一緒にほぐしてあげましょう。
起床後やデスクワークの途中、浴槽に浸かりながら行うと、リラックスできてオススメです。

自律神経を整えて、天気の影響を最小限に

爽やかな天気
天気の影響で体調を崩すのは、自律神経の乱れが原因でした。
日ごろから自律神経を整えておくと、いざという時のダメージが抑えられます。

それでも体調がすぐれない時は無理をせず、十分な休息をとったり、医療機関に相談したりと体を守ってあげてくださいね。

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