目の下のクマが原因で印象が台無しに!クマのタイプに合わせて正しいケアをしよう
スキンケアをちゃんとしているのに目の下のクマが消えない。食生活も、睡眠時間も気をつかっているはずなのにどうして・・・。疲れ顔や老けた印象を与えるクマは、生活習慣や体の不調、年齢を重ねることによって原因が違います。
今回は、目の下のクマに悩む女性に「クマのタイプ」と「クマに合わせた正しいケア」をまとめました。クマができる原因を知ることで自分の肌に合わせたケア方法がわかります。「クマを治したい」「クマを予防したい」方は、ぜひ参考に読んでみてくださいね。
目次
そもそもクマってなに?
クマとは「目の下にある黒ずんだ部分のこと」です。一般的に、睡眠不足や疲れ、ストレスが溜まったことで肌に表れる体の不調と認識されています。クマができると一気に疲れ顔や老け顔の印象がつき、気分が下がる人も多いでしょう。
クマは一言でいっても、女性の年齢や生活習慣などによって異なるタイプのクマができるんです。どんなにケアしても直らない、しっかり寝てるはずなのにどうして・・・。それはケア方法が間違っているからかもしれません。まずは、自分がどんなクマのタイプかを知り、正しいケア方法を実践するのがクマを治す最短ルートです。
目の下のクマは刺激が大敵だった!?
目の下にできるクマは顔全体の見た目年齢を上げてしまいます。実年齢より老けて見えてしまうクマは刺激によるものです。メイク時の摩擦やかゆみで目をこすることも刺激になります。
目の周りの皮膚は頬に比べて薄く、刺激を受けやすい部分です。日頃やってしまいがちな癖や習慣によってクマが生まれ、疲れ顔や老けた印象を招いてしまいます。
その他にも、クマができる原因があります。自分がどんなクマなのか、鏡を見ながら確認してみましょう。
実は、クマには4つのタイプある
目の下にできるクマは刺激だけではなく、血行不良や加齢、疲れ、たるみなどが原因でできてしまいます。クマは「青クマ・黒クマ・赤クマ・茶クマ」の4つのタイプがあります。
まずは原因がどんなものによるものかを把握していきましょう。
血行不良が原因でできる青クマ
某熱エネルギー機器を販売する会社の調査では1000人の男女に「あなたは、冷え性ですか?」というアンケートに対し、女性の7割が冷え性であることがわかりました。女性の4人1人が冷え性と言われており、血行不良によって目の下に青クマができてしまいます。
青クマは冷え性やパソコンをよく使う、肌が白い、睡眠不足やストレスが原因です。目の下の皮膚は薄いので、血行が悪いことで酸素が行き届かず黒ずんだ血が表皮に透けて青っぽく見えてしまいます。
このクマは肌の表皮が弱くなり、血行が悪くなっている証拠です。肌の表皮を強くするためにも体を温め、血行をよくするケアをしましょう。
目の下のくぼみが原因でできる黒クマ
目の周りにある筋肉が衰えてしまったり、肌のコラーゲンの減少が原因でできる黒クマ。
年齢を重ねることで目の下がたるみ、影のように凹んでしまい黒く見えてしまうクマです。
20代の頃はぷっくりしていた目の下も、30代に向かって年齢を重ねることで脂肪が徐々に減っていきます。顔全体が重たくなり、老けた印象に。
ファンデーションやコンシーラーを塗っても夕方には落ちてしまうので小まめに化粧直しをしている人も多いはずです。黒クマを改善するには目の下をピンポイントに集中ケアする方法が最適です。
目の下の脂肪のたるみが原因でできる赤クマ
目の下の涙袋が目立ったり、クマが影になって目の下が暗いことが原因の赤クマ。赤クマはその名の通り、目の下が赤くたるんだ状態です。目の下にある皮膚がたるみ、涙袋より大きく脂肪が膨らんでできてしまいます。
また、頬にある脂肪が下がることで目の下のたるみを目立たせ、クマを強調。パーンとハリのある20代の肌とは違い、目の下や頬のたるみができてしまうのは30代や40代の女性に多いです。
赤クマは目の下のたるみを鍛え、眼輪筋を使うことで改善することができます。たるみを解消することで若々しい印象になります。
色素沈着やシミが原因でできる茶クマ
洗顔やアイメイクの摩擦、目をこすってしまう癖によってできてしまう茶クマ。ついメイクを落とさず寝てしまう人や紫外線対策を怠っている人にできてしまうクマです。目の下の皮膚は薄いため刺激に対して敏感です。
目の周りが茶色くなり、刺激が加わることでで色素沈着が起きます。さらに、肌が生まれ変わるターンオーバーが乱れることで垢となって剥がれ落ちるメラニン色素が肌の中に残ってしまいます。
色素沈着やシミは老けた顔を作る肌の天敵です。茶クマを改善するには、肌を優しくケアすることが大切です。
種類別!クマのタイプに合わせて目の下のクマを改善しよう
クマのタイプを知ったところでクマに合わせた正しいケア方法をみていきましょう。クマはケア次第で改善します。
けして、「年齢的に手遅れ」「どんな方法を試しても無駄」と思わず、自分の肌とクマに合ったケアを行ってくださいね。
青クマは体を温める入浴や温活ドリンクが◎
冷え性からくる青クマは体を温め、血行をよくするのが正しい解消法です。普段の生活に入浴や温活ドリンク、マッサージなどを積極的に取り込みましょう。たとえば入浴なら38~40℃の湯船で10分ほど全身を浸かるのがおすすめです。
健康や美容のために長時間熱いお湯に浸かる人も多いですが、ヒートショックなどを起こしてしまう恐れがあります。入浴もまた、正しい方法で浸かるようにしましょう。また、温活ドリンクは気温が下がる秋冬にピッタリ!
ポリフェノールが豊富なココアやショウガが豊富に入ったジンジャーティーは体の芯まで温めてくれます。さらに、日頃の食事に温野菜やスープをプラスするのも◎。蒸しタオルで目元を温めたり、優しいマッサージでほぐすのも効果的です。
黒クマはコラーゲンを増やす美容液で集中ケア
目の周りの筋肉やコラーゲンの減少でできる黒クマは、美容液で集中的にケアしましょう。美容液を選ぶポイントは、コラーゲンを増す効果があるか、角質まで浸透してくれる成分が配合されているのかの2つです。
もちろん、保湿成分がどれだけ入っているのかも大切です。ヒアルロン酸やアミノ酸、エラスチンなど、コラーゲン以外の保湿成分にも注目。美容液やアイクリームは肌質やテクスチャーよって合う、合わないがあります。
肌質が乾燥や敏感、脂性なのかに合わせて、オイル系やミルク系、ジェル系などを選ぶようにしましょう。正しいケアを続ければ、目元がふっくらした若々しい自分に出会えます。
赤クマは眼輪筋を鍛えるのが最適
目の下の脂肪によってたるんでできた赤クマは、眼輪筋を鍛えるのが一番。意識的に目の周りにある筋肉を鍛えることで赤クマを解消することができます。簡単な鍛え方として、下まぶたに力を入れるエクササイズです。
まずは上まぶたが動かないように軽く指で押えます。次に下まぶたにグッと力を入れ、上に持ち上げながら5秒ほどキープ。最後にゆっくり下まぶたを戻します。これを左右で5回ずつ行いましょう。コツは鏡を見ながら目をグッと開き、下まぶたにギュッと力を入れることです。
一日数回行うだけでも効果的なのでぜひ、試してみてください。最近は目元をケアする目元用の美顔器も多くあります。超音波振動で目元を優しくマッサージし、目元を引き締めてくれる効果が期待できるものもあるのでおすすめです。
茶クマは美白成分が入った化粧品がおすすめ
色素沈着やシミでできた茶クマは、紫外線対策や美白成分が入った化粧品を取り入れましょう。紫外線は一年中私たちのお肌に刺激を与えます。紫外線の量が多い夏だけではなく、春も秋冬もしっかりと日焼け止めを塗ることが大切です。
目の周りは皮膚が薄く、摩擦の刺激を受けやすいです。洗顔をするときは熱いお湯を使ったり、目元をゴシゴシ洗うのはNG。洗顔料をしっかり泡立てて優しく洗いましょう。
スキンケアは美白成分が入ったものに切り替え、茶クマを解消。メジャーな成分だと、「ビタミンC誘導体」や「アルブチン」、「コウジ酸」などがあります。ターンオーバーを正常に戻し、メラニンの働きを防ぐことが大事です。
鏡をみる時間がもっと楽しくなるように
目の下にあるクマを解消するだけで見た目の印象は変わります。女性はいくつになっても、自分を労り、きれいになることができます。毎日みる鏡がもっと楽しくなるように、自分がどんなタイプのクマなのかを知り、正しいケアをしましょう。