京都・三条周辺の昭和の雰囲気漂うレトロカフェ4選
(『photoAC』よりDL)
三条通周辺には、マニア心を捉えて離さないレトロ喫茶がたくさん。昭和レトロな建物の扉を開けると、アンティーク調の家具がお出迎え。テーブルに並んだ味わい深いカフェメニューは、私たちの五感を刺激します。今回は、京都の三条周辺のレトロ喫茶をご紹介します。たまには非日常のカフェタイムを楽しんでみませんか?
四条通とはひと味違った魅力のある、京都の東西に貫く三条通。アールデコ建築が目を惹く『1928ビル』や、国の重要文化財に指定されている『SACRA』など、レトロな建物が点在する街です。京都一の老舗商店街を誇る『三条通商店街』も合わさって、三条通のディープで不思議な世界観が形作られています。
目次
1.カラフルで透きとおったゼリーの世界『喫茶ソワレ』
(引用:http://www.soiree-kyoto.com/)
京都河原町駅より徒歩約1分の『喫茶ソワレ』。約60年前に創業した、フランス語で「夜会」「素敵な夜」という意味をもつ喫茶店です。建物の装飾も、フランスの意匠を受け継いだもの。壁の至るところにぶどうをはじめ、ギリシャ神話の登場人物の彫刻があります。
装飾だけでなく、お店の照明にもこだわりが。店内を包む青色の照明は、女性をきれいに見せるための灯り。創業者の友人からのアドバイスを受け、取り入れたものだそうです。当時はお見合いの場としても使われていました。
(引用:http://www.soiree-kyoto.com/)
『喫茶ソワレ』の人気メニューは、宝石のような輝きをもつ『ゼリーポンチ』。色とりどりのゼリーが詰まった、まさに魅惑のメニューです。グラスに注がれている炭酸水は、100年以上変わらぬ製法で作られている伝統のソーダ。ソーダ以外にもワインやヨーグルトなど、バリエーションも豊かです。
自慢の『ゼリーポンチ』以外にも、6種類の『クリームソーダ』や『フィーズ』など。カラフルなメニューが魅力です。もちろんカフェ定番のコーヒーも、お店の世界観にゆっくりと浸れる、昔ながらのコク深い味わいです。
色白美人になりたい方や、夢のようなゼリーを味わってみたい方は、ぜひ訪れてみて。
住所:〒600-8001 京都府京都市下京区 西木屋町通四条上る真町95
営業時間:13:00~19:30(LO18:30)
定休日:月曜休(祝祭日の場合は翌日休)
電話番号:075-221-0351
HPやSNS等のリンク:http://www.soiree-kyoto.com/
2.昭和期の芸術家たちの隠れ家『フランソア喫茶室』
(引用:https://www.francois1934.com/)
京都河原町駅より徒歩約1分の『フランソア喫茶室』。国の登録有形文化財にも指定される、クラッシック音楽が流れるレトロ喫茶として知られています。自由に音楽を耳にできなかった昭和初期は、蓄音機から流れる音楽を求めて多くの芸術家たちが通ったほど。
外観の鮮やかなステンドグラスをはじめ、豪華客船を思わせるイタリアン・バロック調の装飾も特徴です。店内にはヨーロッパのアンティークランプや、古い時計などこだわりの品々が。ダヴィンチの『モナ・リザ』など、数多くの名画の複製も必見です。
(引用:https://www.francois1934.com/)
『フランソア喫茶室』の人気メニューは、デンマーク産のチーズを使った『レアチーズケーキ』。濃厚でチーズケーキ好きにはたまらない1品です。また、昭和が香る『プリン・ア・ラ・モード』や、ボリューム満点の『サンドイッチ』なども評判ですよ。
スイーツメニューもさることながら、ドリンクメニューにも魅惑の品々が。『ブランデー・コーヒー』や『アイリッシュ・コーヒー』、『ウイスキーティー』など、大人の味わいのカフェメニューもぜひ味わってみたいもの。
ヨーロッパの風を感じながら、優雅なカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか?
住所:〒600-8019 京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町184
営業時間:10:00〜22:00 (LO. フード類21:00、ドリンク&ケーキ21:30)
定休日:無休
電話番号:075-351-4042
HPやSNS等のリンク:https://www.francois1934.com/
3.昼夜問わずくつろぎたい大人の空間『六曜社 珈琲店』
(引用:https://rokuyosha-coffee.com/)
三条京阪駅から徒歩約5分の『六曜社 珈琲店』。木のぬくもり感じる看板と外観が印象的な、昭和25年創業の老舗喫茶店です。1階が正統派の喫茶店、地下がウイスキーを中心にアルコールメニューも楽しめるカフェ&バーになっています。
1階部分の、幅広い年齢層の老若男女が訪れる店内は、まるで社交場。店内に広がるあたたかみのある照明と、革張りのソファが懐かしさを感じさせます。地下は「六曜社」の発祥の場所でもあり、コーヒー1杯でもゆっくりとくつろげる空間です。
(引用:https://rokuyosha-coffee.com/)
『六曜社 珈琲店』の1階では、布フィルターを使って煎れる「ネルドリップ」のブレンドコーヒーが楽しめます。薫り高く、絹のようになめらかな舌触り。自慢のコーヒーとトーストやゆで卵がセットになったモーニングセットも人気メニューです。
もうひとつの看板メニューが、お昼の12時から提供される自家製ドーナツ。外はカリッと、中はふんわりとした、昔懐かしいオーソドックスなドーナツ。素朴な味わいが、すっきりとした味わいのコーヒーとよく合います。
こだわりのコーヒーを味わいたい方や、京都のディープな夜を体験してみたい方におすすめのお店です。
住所:〒604-8031 京都市中京区河原町三条下ル大黒町40
営業時間:1階/8:30~22:30(Lo22:00)地下/12:00~23:00(Lo22:30)
定休日:水曜日
電話番号:(075)221-2989(代表)
HPやSNS等のリンク:https://rokuyosha-coffee.com/
4.京都の喫茶文化の一角を築く『イノダコーヒ 本店』
(引用:https://www.inoda-coffee.co.jp/)
鳥丸駅より徒歩約6分の『イノダコーヒ 本店』。創業80年を誇る、京都の老舗喫茶チェーンです。日本各地に支店があるなか、本店は京都の街並みに溶け込む町屋造りの外観が特徴。レトロな雰囲気の旧館と新館・テラス席をあわせて、全200席ほどあります。
新館と本館の間の通路には、色鮮やかな鳥たちの姿も。鳥の鳴き声とともに、優雅な朝食やブランチをいただけますよ。テラス席にあるテーブルの、ギンガムチェックのテーブルクロスもレトロでおしゃれ。本館の窓際の席からは、池のあるお庭も眺められます。
(引用:https://www.inoda-coffee.co.jp/)
「イノダコーヒ」の定番カフェメニューが、ヨーロピアンタイプの『アラビアの真珠』。モカをベースに、香りとコク・酸味のバランスがとれたブレンドコーヒーです。コーヒーにミルクと砂糖を入れたスタイルを推奨しています。
喫茶店の王道プリンは、思わず注文したくなるメニュー。銀食器に盛られた少し大ぶりのプリンには、カラメルソースがたっぷり。ほどよい弾力となめらかさがあり、卵感がしっかりとありますよ。また、朝限定メニューとして人気のある『京の朝食』は朝から贅沢な時間を過ごせるメニューです。
蝶ネクタイをつけた店員さんにお出迎えされたい方も、ぜひ行ってみて。
住所:〒604-8118 京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140
営業時間:7:00~18:00 ※緊急事態宣言により、当面の間17:00閉店(LO16:30)
定休日:無休
電話番号:075-221-0507
HPやSNS等のリンク:https://www.inoda-coffee.co.jp/
京都・三条のレトロカフェで時を忘れる体験を
個性豊かな京都・三条周辺にあるレトロカフェ。ヨーロッパの雰囲気から日本の町屋造りまで、幅広く体験できるのが魅力です。懐かしい思い出に浸ったり、ゆっくりと読書にふける時間もいいものです。レトロカフェで特別な時間を楽しんでくださいね。
(注)感染症対策のため営業時間・休業日・営業内容が変更になっている場合があります。お出かけ前に各公式サイトでご確認ください。