アイスコーヒーで楽しむフードペアリングを紹介!浅煎り~深煎り、水出しも

2021.07.14
フード
アイスコーヒーで楽しむフードペアリングを紹介!浅煎り~深煎り、水出しも

グラスと氷が「カランカラン」と心地良く響く、暑い昼下がり。
アイスコーヒーとともに、読書や談笑を楽しむ時間は心地よいものです。
だんだんとアイスコーヒーが美味しい季節がやってきましたが、今年は「フードペアリング」を取り入れて、さらに心地よいコーヒータイムを過ごしませんか。
今回は様々なアイスコーヒーにおすすめのフードをご紹介します。

アイスコーヒー×◯◯のおすすめフードペアリング

アイスコーヒーにおすすめのフード

フードペアリングとは、コーヒーと食べ物がお互いに美味しさを引き立てあう関係を言います。コーヒーと食べ物それぞれが持つ風味や甘み、苦味などがマッチすると、単体で味わうよりもさらに格別な味わいへと変化するのです。

アイスコーヒー

フードペアリングはホットコーヒーのイメージを持つ方も多いかもしれませんが、アイスコーヒーと食べ物の組み合わせもまた、素敵な相乗効果を持ちます。
ここではアイスコーヒーを「浅煎り」「中煎り」「深煎り」のドリップコーヒーと「水出しコーヒー」に分類して、夏に楽しみたいフードペアリングをお伝えします。

浅煎りドリップコーヒー×◯◯

浅煎りドリップコーヒー

焙煎時間が短く、酸味が際立つ浅煎りのコーヒー豆。
苦味は控えめで、「華やか」「フルーティー」と表現されることが多いです。
アイスで飲むと爽やかさがあり、まるでお茶のようなさっぱり感があります。

浅煎りのドリップコーヒーに合う食べ物は、フルーツを使ったデザートや軽い食感の生地のもの。
フルーツサンドやワッフル、レモンケーキ、アップルパイ、フルーツゼリーなど、夏でも楽しめる食べ物と相性がぴったりです。
また、対照的な食べ物を選んでもお互いの良さを尊重し合うので、食べ応えのある大福や最中などを合わせてみるのもおすすめですよ。

筆者のお気に入りは、イチゴ大福と浅煎りアイスコーヒーの組み合わせです。
イチゴのじゅわっとした酸味と餡子の甘みは、浅煎りのフレッシュさにぴったり。
ちょっとしたおやつタイムにもおすすめです。

中煎りドリップコーヒー×◯◯

中煎りドリップコーヒーとのペアリング

浅煎りと深煎りの中間にあたる中煎りは、酸味や苦味、甘みなど、コーヒーのバランスの良さが出やすいのが特徴です。
程よい酸味の後にチョコレートのような甘みを感じさせる後味があったり、深煎りに近くなると香ばしさを楽しめたりと、幅広く親しまれるコーヒーでもあります。
アイスでもホットでも飲み心地の良さを持っているので、家族で飲む場合などにもおすすめです。

そんな中煎りのコーヒー豆におすすめの食べ物は、甘み・香ばしさを持つものや、程よくアクセントになる食感があるもの。
例えば、クッキーやチョコブラウニー、タルト、クルミパンなどは、中煎りコーヒーの穏やかさとマッチして、より一層奥行きのある味わいになるでしょう。

深煎りドリップコーヒー×◯◯

深煎りドリップコーヒーとのペアリング

時間をかけて焙煎された深煎りのコーヒー豆は、強い苦味やロースト感が特徴で、酸味はほとんど感じられません。
コーヒーは温度が低いと酸味を感じやすく、温度が高いと苦味を感じやすくなります。
深煎りはアイスコーヒーにしてもビターさが残ること、アイスコーヒーは氷で薄まってしまうことから、深煎りのコーヒー豆はアイスコーヒー定番のコーヒー豆として知られています。

深煎りのアイスコーヒーにおすすめの食べ物は、まったりしたコクやスパイス感のある食べ物です。
例えば、ティラミスやチーズケーキ、水羊羹、シナモンロールなど。
ほろ苦さや甘さを楽しみながら、ゆっくりとコーヒータイムを過ごすのにぴったりです。

水出しコーヒー×◯◯

水出しコーヒーとのペアリング

水出しコーヒーは、ドリップコーヒーとは違って低温の水で抽出を行います。
熱を加えず、長時間かけてじっくりとコーヒーの粉から成分を引き出すので、熱湯を使って抽出する方法とはまた違った特徴があります。
水出しコーヒーの特徴は、苦味が抑えられたまろやかなコクや優しい口当たりがあること。ダッチコーヒーやコールドブリューコーヒーとも呼ばれ、喫茶店やカフェなどでも楽しめます。

水出しコーヒーの風味は浅煎り~深煎りによっても変わりますが、一般的に深煎りのコーヒー豆が使われる傾向にあります。
水出しコーヒーの特徴であるまろやかさに注目すると、水まんじゅうやオムレット、ドーナツ、バームクーヘンなどとのペアリングがおすすめです。

今日は何の組み合わせを楽しむ?

今日は何の組み合わせを楽しむ?

アイスコーヒーにおすすめの食べ物をご紹介しました。
アイスコーヒーと言っても浅煎り~深煎り、そしてドリップや水出しなどの抽出方法があり、その楽しみ方は多くあります。

それぞれの特徴を知っていると、合わせてみたい食べ物も思い浮かべやすくなるのではないでしょうか。
また、今回おすすめとしていくつかの食べ物をご紹介しましたが、個人の好みによるところもあります。
本当にマッチするかどうかは、自分にとって「美味しい!」と感じられるかどうかです。
ぜひおすすめを参考に、お気に入りの組み合わせを見つけてみてくださいね。


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