レトロコーデに年齢制限ナシ! 20代から50代まで幅広く使える着回しコーディネート!
今年の春夏はボウタイブラウスやビックカラーのトップスなどを中心にレトロコーデがトレンドとなっており、挑戦したいという方が増えています。
しかしレトロファッションは専門の雑誌が少なく、インスタグラムやYouTubeで活躍しているインフルエンサーを参考に、自己流でコーディネートしているケースがほとんどです。
そのため挑戦したくても、ハードルが高いと感じる方もいらっしゃると思います。そうした初心者の声で多いのが、レトロファッションは何歳まで着られるのかというお悩みです。
結論から言うと、年齢制限はありません。特にレトロテイストは、幅広い年齢層の方が挑戦できるジャンルです。
この記事では、着まわししやすいシンプルなワンピースを使って、20代から50代の年代ごとにレトロなコーディネートをご紹介します。
目次
アレンジ無限大のシンプルワンピース
使用するのはこちらのワンピース。少し大きめに作られた襟は今年らしくもあり、丁寧に施されたカットワークがレトロな印象となっています。
前開きが可能なデザインは多様な着回しが出来るので、はじめの一着としてもおすすめです。
このような無地のシンプルなデザインは流行り廃りがないので、ワンシーズンに限らず長く着られるのもうれしいポイント。
ワンピースと聞くと着回しのイメージは薄いかもしれません。しかし着こなしを変えるだけで、幅広い年齢層の方に挑戦していただける万能のアイテムなのです。
▼ビッグカラーの着回し術
かわいくポップな20代!
ホワイトのワンピースということで、さらっと着て王道ガーリーなコーディネートに挑戦してみましょう。
1枚でも着こなせるのがワンピースの良いところですが、ストールやベルトをプラスするとレトロテイストに大変身。
襟元のストールは、色味によってコーディネートの雰囲気が変わるのでチョイスする色味も重要です。
今回はガーリーテイストに合わせて淡い暖色系のカラーにしてみました。
ストールがあることで襟のカットワークも強調出来て、ワンピースの可愛さを最大限まで引き出せますよ。
ベルトは柔らかい雰囲気を崩さないようブラウンにしましたが、ストローハットにブラックが入っているので、ブラックのベルトで合わせることも可能です。
その場合はトーンの差が大きいコーディネートになるので、ストールではなくシルバーのブローチをひとつ胸元につけてみてください。ブラックが浮かず、上品かつレトロな印象で着ていただけます。
初夏とはいえ、空調が強い施設内や雨の日など肌寒い場面もありますので、その場合はカーディガンやGジャンを一枚羽織るようにしましょう。
Gジャンが暑い時期になると、最近は薄い綿生地で作られたデニムシャツに見えるようなデザインのシャツも販売されているので、ぜひ取りいれてみてください。
30代はきれいめコーデでレディな印象に
ワンピースのスカート部分の上にロングスカートを合わせて、ブラウスとして着用してみました。
シャツワンピースの万能なポイントは、スカート部分をインするとブラウスとして着まわすことができるというところです。
スカートに合わせたドット柄は、取り入れるだけで一気にレトロ感が出せるので、一着持っておくとその万能さに驚くこと間違いなし。
レースのバッグと合わせるとヴィンテージ感のあるコーディネートが完成です。
コーデ自体がブラウスとスカートを合わせたシンプルなものなので、ベルトや伊達めがね、イヤリングの小物類を大振りのものにして抜け感を意識すると、オシャレ上級者になります。
ベルトは様々なお店で取り扱いがありますが、レトロなデザインのものに出会える確率はやはり古着屋がいちばん高いです。
たとえ金具が経年劣化で錆びていても、味になるのがレトロファッション。使えるか一見不安になるようなアイテムも、オンリーワンなコーディネートの相棒になるかもしれませんよ。
上品さも動きやすさも諦めない、40代コーデ
シャツワンピースのフロント部分を全開にし、羽織りとして着用しました。
涼しげな印象になるボーダーのトップスとデニム。そこにレッドのベルトを差し色にした、初夏らしいフレンチマリンのコーディネートです。
ボーダーのTシャツとスキニーというカジュアルなコーデなので、羽織をあえてガーリーテイストのシャツワンピースにすることで、程よい上品さも演出できます。
カゴバッグはエコバッグなどの観点から大きめのものをチョイスしましたが、コロンとしたミニマムなカゴバッグを合わせるのも、小さめバッグが流行っている今年ならではのトレンドを意識したコーディネートになります。
サンダルと合わせると真夏まで着られますし、移動が長時間あるときや梅雨で足元が悪い日は、パンプスやスニーカーにするとストレスなく着ていただけます。
機能性も抜群! 50代のオンリーワンコーデ
透け感のある柔らかい素材のシアーシャツがトレンドということもあり、ワンピースの上に羽織ってみました。お尻までスッポリと隠れる丈なのも嬉しいポイントですね。
薄手の長袖は夏に向けて日焼け対策でも使えるので、重宝すること間違いなしのアイテムです。
ただ羽織るだけだと、ラクチンな反面、ストンとしたシルエットになるので、シャツの上からゆるりとベルトを巻きメリハリをつけましょう。
巻いた後はシャツが体にぴったりしすぎないよう、空気を含むように上へと引き出すことも忘れずに。
ブローチひとつでレトロ感が出せるので、ぜひ取り入れてみてください。
パールをあしらったブローチは、定番ですがつけるだけで上品なコーディネートに早変わりする魔法のようなアイテムです。
50代の方だと過去に使われていたものが、もしかするとまだお持ちかもしれません。今だからこそ取り入れてみるのはいかがでしょうか。
「着たい」と思ったときが、いちばん似合うとき
シンプルなホワイトのワンピースでも、このように幅広い年齢の方に着ていただくことが出来ます。
レトロコーデを着てみたいけど、もう大人だし勇気がないという方も、ブラウスやスカート、またはアクセサリー1点からでも問題ありません。
あのとき着ればよかったな、と後悔しないよう挑戦していただきたいです。
ファッションは「着てみたい!」と思った瞬間が、いちばん素敵な笑顔で着ることができます。
いつの日かみなさんのファッションローブに、「レトロ」も仲間入りしますように!