おうちでできる、新しい発見。初心者でもできるガーデニングとは?

2020.11.19
趣味
おうちでできる、新しい発見。初心者でもできるガーデニングとは?

おうちで新しいことを始めたいあなた。

家で過ごす時間が長くなっているからこそ、自宅を癒しの空間にしてみませんか?今回は広いお庭がなくてもできる、初心者さん向けのベランダガーデニングをご紹介します。お花や植物を生活に取り入れて、おうち時間をエンジョイしましょう!

そもそも「ガーデニング」ってなに?

おうちでガーデニング

ガーデニングとは「家の庭にお花や植物を植えたり手入れしたりする造園や園芸を、プライベート空間で楽しむこと」です。しかし、ガーデニングはより広い意味で捉えられています。庭だけでなく、玄関や出窓、今回ご紹介するベランダなどのちょっとしたスペースでお花や植物を楽しむことも、立派なガーデニングなのです。ハードルを上げてしまいすぎず、気軽に楽しみましょう!

ガーデニングに必要なアイテムをそろえよう!

ガーデニングに必要なアイテムは?

ガーデニングとはなにかがわかったところで、ガーデニングに使うためのアイテムを準備しましょう。

プランター/植木鉢

様々なデザインがあって、選ぶだけでもワクワクしてしまうプランター。プラスチック製で軽く扱いやすいものや、素焼きで味わい深く表情のあるもの、陶器でできたマグカップやティーカップのような形の小さなもの……。気に入ったデザインのものであるのも大切ですが、育てる植物によって根の特性が違うため、適切なサイズのものを使用しましょう。

苗や種を植えるための土は必須です。酸性かアルカリ性か、植物によっても好む土は変わってきます。それぞれの育成に適した環境を用意してあげましょう。初心者さんの場合は、いろいろな植物に使えるようバランスよく肥料が混ぜられている草花用培養土を使うのがオススメです。

シャベル

土を扱うガーデニングにシャベルの存在は欠かせません。スペースが限られているベランダガーデンには、小型のもののほうが扱いやすいです。オシャレなデザインのものもあるため、ガーデニングのレイアウトアイテムのひとつとして取り入れるのも良いですね。

手袋

濡れた土を触ったり、トゲのある植物を扱ったりするため、布でできた軍手ではなくビニール製の防水のものを使用しましょう。手が汚れるだけでなく、爪の間に土が入り込むのも防いでくれます。ロングタイプで紫外線対策もできるものもあるので、自分のぴったりのものを探すのも楽しいですね。

じょうろ/霧吹き

植物の成長には水が必要不可欠です。たっぷり水やりをする必要がある植物にはじょうろを使い、少量の水で湿らせるだけでも良い植物には霧吹きを使うなど、使い分けができるようになるのがベストです。

ハサミ

植物のお手入れをする際に使用します。園芸用と剪定用の2種類あると便利ですが、手だけでお手入れできる植物もたくさんあります。必要に応じて用意しましょう。

ほうき

ガーデニングは周りをお掃除することも大切です。キレイなガーデニングの見た目を保つためだけではありません。排水溝の詰まりを防いだり、近隣に落ちた葉や土が飛んでいかないようにするのは、ガーデニングを楽しむために守るべきマナーです。ベランダガーデニングであれば小さなサイズで大丈夫なので、スペースの心配をする必要はありませんよ。

これらさえそろえてしまえば、いつでもガーデニングをはじめることができます!形から入ることでガーデニングに対するモチベーションもアップしますよね。お気に入りのアイテムをそろえて、よりガーデニングを楽しみましょう。

ベランダガーデニングでなにを育てよう?

ベランダガーデニング

「キレイなお花を咲かせたい!」「食べられる野菜を作りたい!」など、想像するとワクワクしますよね。しかし、初心者さんには育てるのが難しいものも多いのが現実。日当たりの良くないベランダだとしたらなおさらです。「好きなもの」ではなく「育てやすさ」を優先したものからスタートして、徐々にステップアップしていくのがオススメです。

初心者さんにオススメの花・3種

①チューリップ

チューリップは、植えっぱなしでも丈夫に育つので初心者さんにオススメです。10月上旬から12月下旬までに、日当たりと水はけの良い環境に球根を植えましょう。お気に入りの品種を見つけて一度植えるだけで、毎年春に花を楽しめますよ。

②ムスカリ

ムスカリは3月中旬頃から青紫のブドウのような花を咲かせます。育て方はチューリップとほぼ同じで簡単です。球根を植えっぱなしにしておくだけで、毎年春に花を咲かせてくれます。チューリップと組み合わせて植えるのもオススメですよ。

③ゼラニウム

ゼラニウムはとても丈夫で、温度さえ合えば1年中花を咲かせます。大輪でボリュームのある花なので、あるだけでベランダがパッと華やかになりますよ。基本的に日当たりと風通しの良い場所で育てますが、真夏は西日が当たらないようにしてあげましょう。

初心者さんにおすすめの野菜・3種

①ミニトマト

大きなトマトとは違って、表面が割れたり先が腐ってしまったりしにくく、育てやすいのがミニトマトです。日当たりの良い場所でさえ育てれば、ちょっとくらい水やりを忘れてしまっても大丈夫です。種からでも育てることはできますが、初心者さんは苗木を買って育てるほうが手軽でオススメです。苗が育って大きくなってきたら、支柱などで支えてあげることも大切です。 また、害虫対策で相性がいいのはバジルです。隣に植えて育てることで、トマトの味もよくなると言われているので、一緒に育ててみるのもいいですね。

②サニーレタス

あたたかい季節は虫が気になって葉物野菜を栽培するのは難しいです。しかし、秋冬になると虫が活動しなくなるため葉物野菜を育てやすくなります。葉物野菜の中でも、初心者さんが育てやすいのはサニーレタスです。秋に植えると冬まで収穫することができます。野菜が高くなる季節でも、新鮮な野菜が家庭で栽培できるのは嬉しいですよね。

③ラデッシュ

別名「ハツカダイコン」とも呼ばれるラデッシュは、名前の通り20日ほどですぐに食べ頃まで育ちます。気温が低くなってくると生育のスピードも緩やかになってくるため、30日〜40日頃で食べ頃を迎えることもあります。種が比較的大きいためまきやすく、種から育てる植物の中でも初心者さんにオススメです。15cn程度の深さの土があって、少しくらい日陰になっても育つので、プランターを使ったベランダガーデニングにはぴったりです。

ラディッシュ

初心者さんにおすすめのハーブ・3種

①ローズマリー

ハーブの中でも人気の高いローズマリー。常緑で1年中収穫できるのも魅力のひとつです。日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。香りが良いので、植え替えをしているときにも幸せな気分になれちゃいます。チキンや魚とも相性が抜群なので、お料理の幅も広がること間違いなしです。

②ミント

スッキリとした香りが特徴的なミント。原産地がアフリカなので、基本的に日当たりがよく水はけの良い土を好みます。しかし、種類によっては半日陰やじめじめとした土で育つものもあります。ミントは繁殖力が強いため、茎が地中にどんどん伸びて広がっていきます。プランター全体に広がらせたくない場合は、間仕切りを使うなどして根が広がらないように工夫が必要です。

③バジル

食欲をそそる強い香りが特徴的なバジル。高温多湿の環境に強いので、日本の夏でもしっかり育ちます。日当たりが良い場所を好みますが乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。たくさん収穫したいのであれば、こまめに間引きをしたり花が咲く前に摘みとったり、お手入れしてあげることが大切です。

ベランダガーデニングをはじめるときに知っておくべきこと

水やり

マンションやアパートのベランダはあくまでも専用使用権のある共有スペースです。そのため、利用規約に従った使い方をしなくてはいけません。マナーや注意点をしっかりと守り、気持ちよくガーデニングを楽しみましょう。

管理規約を確認する

建物によって、大幅な改造や壁の穴あけが禁止されていることがあります。 また、ベランダには建築基準法により耐荷重が決まっています。植木鉢やプランターそのものの重さだけでなく、それに水やりをしたりフロアにタイルを敷き詰めたりすると、かなりの重さになってしまいます。そのため、軽量化されたものを使用すると安心です。また、気軽に模様替えすることもできるというメリットもあります。

避難経路をふさがない

避難ハシゴの上や蹴破り戸の周辺にものを置いてはいけません。プランターやラック等で避難経路をふさいでしまうと、災害時にご自身だけでなくほかの住民の方々にも迷惑や被害を与えてしまうことになります。いざ!というときのためにも、避難経路はしっかりと確保しておきましょう。

室外機に注意する

限られたスペースを有効活用するために、室外機の上部を活用することもあるでしょう。その場合は市販の室外機カバーを設置しましょう。エアコンの室外機は空気の通りを妨げないようにしなくてはなりません。そのため、自分でDIYするよりは市販のものを購入するのがベターです。また、室外機の前はたくさんの風がでます。植物を守るためにも、室外機の前には植物を置かないようにしましょうね。

水のやり方に気を付ける

植物に水やりをするときは、階下に飛び散らないように注意しましょう。もし階下に洗濯物が干してあったり、通行人がいたり、車が置いてあったりしたら、汚してしまいトラブルになってしまうかもしれません。薬剤を散布するときも同様の注意が必要です。風が強い日には特に気を付けましょう。根元すぐ近くを狙って水を与えれば、こぼれることがなくて安心ですよ。

こまめに掃除をおこなう

落ちた葉や花弁、土が風に乗って隣家に迷惑をかけてしまうことも。それだけでなく、排水溝が詰まってしまう原因にもなります。また、花がらを摘むことでお花を長持ちさせることもできます。キレイなガーデニングの見た目を保つためにも、こまめに掃除をすることが大切です。

ガーデニングで心機一転。

ガーデニングで癒されて

ベランダガーデニングは初心者にもはじめやすく、おうち時間にぴったりです。あなたもお花や植物を暮らしに取り入れてみませんか?

プロフィール