【レトロ・アンティーク・ノスタルジック・クラシックとは?】違いを紹介♪
レトロ・アンティーク・ヴィンテージ・ノスタルジック・クラシック・クラシカル・ニュートロ(ニューレトロ)…。
日常生活で何気なく使っていても、「それぞれの違いが分かりづらい」と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、これらの言葉の意味や使われ方を紹介します。レトロな物事に興味がある人は、ぜひ使い分けの参考にしてみてくださいね♪
レトロとは?
レトロは「retrospective」の略語で、古い物事を懐かしむ意味合いがあります。「レトロな~」というように懐かしい物事を表す言葉として、聞き慣れている人も多いのではないでしょうか。
また、「昭和レトロ」「平成レトロ」という言葉もあり、時代の象徴となった物が現代で人気を集めることもあります。例えば、「アデリアレトロ」もそのひとつ。昭和時代の家庭で広く使われた「アデリア」のグラスが、復刻版として現代に帰ってきたのです。
▽「アデリアレトログラスが可愛すぎた!飾りたくなるようなデザインに胸キュン」
「レトロ」は昔懐かしい物事に対して用いられる言葉。そして、時代の移り変わりとともに、古き良きスタイルは懐かしくも新鮮にも感じられ、レトロブームがやってくるようですね。
アンティークとは?
次は、レトロとも混同されやすいアンティークの意味を紹介します。アンティークはヴィンテージともよく似ていて、違いが分かりづらいですよね。
アンティークは製造されてから長い年月が経過し、価値があるものを指します。誕生してから100年以上のものという見解もあるようですよ。アンティークは家具や雑貨などを指して「アンティークな○○」と使われることが多いです。
一方、家具でよく目にする「アンティーク調」というのは、古くからあるように工夫されたもののため、実際のアンティーク家具とは異なります。
ヴィンテージとは?
つづいて、アンティークと間違われやすいヴィンテージについて見てみましょう。ヴィンテージは古さがあり、深みがあるものという意味合いがあり、もともとはワインの用語として使われていました。
「アンティークと一緒では?」と思う人も多いかもしれませんが、アンティークよりは新しいものを指すようです。とはいえ人によって定義があいまいで、ファッションやインテリア、楽器、ワインなどに対して幅広く使われています。
日常でヴィンテージジーンズやヴィンテージ家具などに出会ったら、その味わい深い表情を楽しんでみてくださいね♪
ノスタルジックとは?
この町並み、なんだか心惹かれる…。
旅に出かけたとき、このような経験をしたことはありませんか?情景や町並みなどから懐かしさを感じるような状態、それがノスタルジックの意味合いです。ノスタルジックは情景や町並みのほかに、建築や映画などを表現する際にも使われていますよ。
現代では「エモい」という表現もあり、どこかノスタルジックに共通する懐かしさや儚さがあるかもしれませんね。
▽「カメラがもっと楽しくなる♪『写ルンです』を使ってレトロでエモい写真を撮ろう」
クラシック・クラシカルとは?
次に紹介するのは、クラシックとクラシカルについてです。一見、同じような意味にもとれるクラシックとクラシカルですが、それぞれの使われ方は異なります。
まずはクラシックの意味を見てみましょう。クラシック(classic)は広く認知されている定番の音楽や文学を表現する際に使われます。そして、飽きのこない定番のファッションというような意味で「クラシックファッション」や「クラシックスタイル」と表現されることもありますよ。
一方のクラシカル(classical)は、古典文学や芸術などに使われています。例えば、日本語でいうクラシック音楽は「classical music」、クラシックバレエは「classical ballet」となります。クラシカル(classical)を長い歴史を誇る音楽や文学に使われる言葉と認識すると、クラシック(classic)との違いがイメージしやすいかもしれません。
また、ネットでは「クラシカルファッション」という言葉も見られ、多くは50年代~70年代に海外映画の女優が着こなしていたファッションを指していました。クラシカルファッションはレトロファッションに近い意味合いとイメージするのが良さそうですね◎
ニュートロ(ニューレトロ)とは?
最後に紹介するのは、近年話題のニュートロ(ニューレトロ)です。ニュートロ(newtro)はニュー(new)とレトロ(retro)からなる造語で、懐かしさと新しさのどちらも楽しめる意味合いがあります。
ニュートロは韓国でブームとなり、懐かしい服装や音楽などに現代の要素がプラスされています。日本でも昔のトレンドファッションを現代風に着こなしたりと、ニュートロの風が吹いているようです♪
レトロとは似ているようでまた違う!
レトロをはじめとした、アンティークやヴィンテージなどの言葉の使われ方や違いを紹介しました。レトロという言葉とは似ているようで、それぞれに違いがありましたね!ぜひこれらの特徴を掴んで、普段の会話や趣味に活かしてみてはいかがでしょうか◎