フレンチプレスでアイスコーヒーを楽しもう！水出し・ミルク出しの方法も紹介
美味しいコーヒーを抽出できる、便利なフレンチプレスをご存知でしょうか。
フレンチプレスを用いた抽出方法は、コーヒーの粉をお湯に浸す「浸漬式」と呼ばれ、簡単にコーヒーが抽出できる特徴があります。
フレンチプレスはホットコーヒーはもちろん、アイスコーヒーの抽出も楽しめます。
今回はフレンチプレスを使ったアイスコーヒーの基本の淹れ方や、水出し・ミルク出しの方法もご紹介！
気温が上昇してきたこの季節、アイスコーヒーを楽しむ方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。
目次
フレンチプレスの魅力と基本の抽出方法は？
普段、ハンドドリップやコーヒーメーカーを使用している方の中には、「フレンチプレスってどんな抽出器具？」と思う方もおられるのではないでしょうか。
フレンチプレスは、コーヒーの粉を入れたビーカーの中にお湯を注ぎ、約4分待つことで安定した味わいのコーヒーが抽出できます。
フレンチプレスの構造や味わいの特徴、ホットコーヒーの抽出方法などについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。「フレンチプレスについてもっと知りたい！」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。↓
フレンチプレスを使ったアイスコーヒーの淹れ方
フレンチプレスを使った基本のアイスコーヒーを、実際に抽出してみましょう。
用意するものは、
・コーヒー豆（中挽き～粗挽き）17g
・お湯150ml
・カップ1杯分の氷
です。
コーヒー豆は、深煎りの中南米産ブレンドコーヒーを使用しました。
アイスコーヒーを抽出する手順
コーヒーの粉をビーカーに入れ、150mlのお湯を注ぎます。
その際コーヒーの成分を引き出すため、粉全体が浸るほどのお湯を入れたら30秒程蒸らし、その後全量を注ぎましょう。
表面を優しく混ぜたらフタをして、タイマーで4分計ります。
抽出を待っている間に、カップに氷をセットしておきましょう。
氷は湯量と同じ量を目安として、お好みの量に調節してみてくださいね。
写真は150g分の氷を入れています。
4分経ったらプランジャーを押し下げて、氷の入ったカップに注ぎましょう。
出来立てのコーヒーを急冷することで、美味しい風味を閉じ込めることができます。
簡単にアイスコーヒーが出来上がりました！
口に含むとしっかりとした苦味と香りがいっぱいに広がり、フレンチプレスの特徴である柔らかな舌触りも感じられました。
フレンチプレスで水出しコーヒーも
先ほどはお湯を使った基本のアイスコーヒーの淹れ方をご紹介しましたが、水出しコーヒーを作ることもできます。
水出しコーヒーとは、お湯を使わず低温の水でじっくりと抽出するコーヒーのことです。
お湯とは違って抽出される成分が異なるため、苦味や酸味が抑えられたまろやかさが楽しめます。
作り方はとても簡単で、コーヒーの粉とミネラルウォーターを1：10～1：14の割合で合わせ、ラップをして冷蔵庫で8～12時間寝かせます。
そしてプランジャーを押し下げ、氷の入ったグラスに注ぐと完成です。
実際に作成した際は、先ほどのアイスコーヒーの作り方と同じコーヒー豆を使用しました。
お湯で抽出するときと同様に、深煎りが持つスモーキーさは感じつつも、ビター感は和らいでいました。ミルクとシロップを加えると、優しいアイスカフェオレに。
また、フレンチプレスの構造上、微粉の混ざりが多くなってしまいます。
それも含めて好きという方もいれば、「舌触りが良くなくて気になる」という方も。
微粉が気になる場合は、ペーパーフィルターを使用してコーヒーを濾すのもおすすめです。
その他、性能の良いコーヒーミルを選んだり、フレンチプレスのフィルターが劣化していないか確認したりと、微粉を極力抑えることもポイントですよ。
ミルク出しコーヒーを試してみても
いつもとは違ったコーヒーの抽出をしたいときは、「ミルク出し」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
私は牛乳を使って、先ほどの水出しコーヒーと同じ要領で抽出してみました。
上の写真は、ミルクを注いだ直後のフレンチプレスです。
抽出後に味わってみると、ミルクの濃厚さもコーヒーのビター感も楽しめる味わいでした。
お湯や水で抽出したコーヒーを使ったカフェオレとはまた違った、「リッチなカフェオレ」を体験したい方はぜひ試してみてくださいね。
また、ミルク出しコーヒーを作った後は匂いが残りやすいため、フレンチプレスを念入りに洗いましょう。
フレンチプレスで夏のおうちカフェを楽しもう
フレンチプレスを使ったアイスコーヒーの淹れ方をご紹介しました。
ドリップコーヒーで淹れるアイスコーヒーも美味しいですが、フレンチプレスの手軽さや安定した味わいも魅力的です。
夏の季節に楽しむおうちカフェ、ぜひフレンチプレスを使ってみてはいかがでしょうか。
